質問⑥「勤務時間」 ⑦「メニューは誰が考えているのか。」⑧「いつ今の仕事になりたいと思ったか。」

「勤務時間」

9時に出勤し、途中賄いを食べ、その後、休憩1時間を挟んで、暇な日は21時まで。忙しい日は24時頃まで。
料理を追求し、精進し、創造し、形にし、お客様に提供してゆく料理人(職人)の仕事は、やはり、料理に携わる時間が長くなります。



「メニューは誰が考えているのか。」

全て私が考えています。
過去のレストランで提供した料理を元に考えたり、古い文献から新しいメニューのヒントを貰ったり、食材をてにとった時の香や手触りから新たなインスピレーションが生まれることもあります。


「いつ今の仕事になりたいと思ったか。」


シェフになりたいと心に思ったのは小学5年生の頃。
小さな頃から料理は好きで、両親の帰宅が遅い時は、妹のために食事を用意したりもしていました。
小学5年の頃に従兄弟の兄が和食へ進むことを知り、それならば自分は洋食の道へ進もうと決めたのを覚えています。
そして小学5、6年のクラブ活動は料理クラブに所属することにしました。

フランス料理のみちへ進むことを決めたのは、22歳の頃でした。
小学校を卒業し、中学生時代は、シェフになろうという思いを強く抱いていた訳ではありませんでしたが、心の片隅に置きながら、まずは学業に専念し、教養と知識と体力を蓄えておりました。部活は小学2年生の頃から続けていた剣道部に所属し、そのおかげで体力にも自信があります。
今思えばとても必要な期間だったと思います。
料理人(職人)は、勉強の落ちこぼれがなるようなイメージを一般的に抱かれていた時代もありますが、それは間違いです。きちんと勉学に励み、教養を備えていないと、後々それが足枷となり思うように知識や技術を吸収出来なくなります。(私がフランスへ渡った時、フランス人と親しくなれたのは、自国の文化や、歴史をきちんと伝え、彼らの質問に堂々と答えることが出来たことも大きな要因だと思います。彼らは日本に興味津々でした。)
きちんとシェフを見据えて料理人の道を目指すなら、最低でも高校までの勉強は他の職業を目指す方々と同じように、出来ればそれ以上の成績であるように努力するべきです。今は、大学を出てから料理人を目指す方も多くなりました。大学の建築の知識を活かした料理を作るシェフなどもおられます。
私は高校2年生の春頃に、3年生の就職活動に混じって、たくさんの求人票や資料に目を通し、就職先を決め、2年生の夏には面接へも行きました。
やはりそういう前向きな姿勢は、自分が求める就職先にとても好印象であることは間違いありません。そして、その職場(ホテル)で働き始めて3年後、フランス料理レストランに配属され、素晴らしいシェフと出会い、話を聞いたり、部屋から溢れんばかリのフランス料理に関する書物を借りて読み進むうちに、フランス料理の魅力に心を奪われてゆきました。



次回 質問⑨「何年くらいこの仕事をしているのか」
     ⑩「今出来ること」
     ⑪「どのような思いで料理を作っているか。
     ⑫「材料はフランスから輸入していますか。」
by courtine | 2015-05-27 09:00 | 日常
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