93歳のお婆さん

先日のこと。

常連さんのお婆さん(93歳!)が、まだトリュフ食べたことないって言うから(実はあるのですが。)この際、お婆さんの好きなホワイトアスパラと、フォアグラと、トリュフと、全部使ってお料理お願いするわ。というリクエスト。
3週間後に6名様でのご予約を頂いたので、お世話になる食材輸入業者さんにご予約日の近くの日に最高のフランス産トリュフをお願いしますとお伝えしていて、前日に届いたのがこちら。

うん、でかい。

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当日のコース内容は

スコットランド産空輸で届く活き緑蟹を使用したビスク“マレーシア産サラワク白胡椒”

北海道のホワイトアスパラと5月の3週間しか採れないアスパラガス・ソヴァージュ
オランデーズソース ミモレットを散らして“インドネシア産ムントク白胡椒”

柔らかな土の香りの新ゴボウのスープ ヴァントレーシュ添え

和牛ポワール、ペリゴール産フォアグラ、フランス産夏トリュフ、マデラ酒をたっぷり使ったソースで、 “ムッシュ・ロッシーニ風”

ピスタチオのクレームブリュレとフレッシュ苺のソルベ

パンとフランス産パンプリーバター

コーヒー

¥7000


クルティーヌの料理はボリューム多めですが、お婆さん全部完食。

トリュフ食べたことあるのに忘れていたり、耳が少し遠くなっているけれど、その分声が大きくて、滑舌で、とってもお元気。 美味しいものを食べることが長生きの秘訣かしら。

常連さんも、今回は証拠写真を撮っておくわって笑いながら、お婆さんがトリュフとフォアグラと牛肉を食している姿をパシャリ。 お婆さんいい笑顔。

トリュフは、メイン料理をテーブルへお持ちしてから皆さんの目の前でスライスしたわけですが、皆さんの ”お〜!” という喚声につられて、だいぶ削りすぎてしまいました(汗)

常連さんに、”善塔さん、もうそれくらいでいいわよ(笑顔)”と心配して頂くほどに。

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トリュフは少し使い過ぎたけれど、好意を寄せて頂いている常連様やそのご親族の方々だし、コース内容も信頼を寄せてお任せ頂いたし、やっぱり喜ばれている顔を見るのは嬉しいしで、”ま〜、いっか”。



クルティーヌでは、パリの頃から、お客さんの喚声や、喜びの声や、笑顔の絶えない温もりあるレストランでしたが、実は、そういう笑顔にほだされて、サービスしすぎてしまう傾向があります。
イヴ・シャルルも、僕も、似た者同志。 
おだてられるとつい嬉しくて木にも登っちゃうので、感動や喜びを聞いたり、好意を持って何度もご来店し、話しかけて頂いたりすると、次の料理からもっと良いものを、もっとお得に、もっとたくさんって頑張ってしまう。
あ、”もっとたくさん”というのは自重しなきゃ(汗)。 

ここだけの話ですが、もしクルティーヌを好きになって頂けたのなら、伝えてみて下さい。
お客様のお顔や、お名前を覚えるのは昔からあまり得意ではないので(すいません。)、覚えるのに時間がかかることもありますが・・・。


ご来店頂くすべてのお客様が、クルティーヌを温かいレストランだなと感じて頂ける日を夢見て。


お婆さん、常連さん、そして親族の方々、素敵な笑顔をありがとうございました。
by courtine | 2014-05-27 13:53 | 日常
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